![](https://mi-ch.blog/wp-content/uploads/2025/01/隙間_アイキャッチ-1024x683.jpg)
わたしがあこがれていたもの。
ずっとずっとほしくてたまらなかったもの。
それは
”太ももの隙間”
足が太いことが、
体型の中でも、
最大のコンプレックスだった。
クマさん柄のハイソックスを履けば、
クマさんがびょーんと伸びて、
「クマさんがブタさんになってるやん(笑)」
とからかわれた思春期。
ロングブーツがほしくて、
試着してみたら、
足が太いせいで
ブーツのチャックがあがらず、
店員さんに苦笑された思春期。
そんな数々の苦くて恥ずかしい思い出。
今でも時折思い出しては、
胸がジクジク痛む。
あいつらまじ許さんからな(´・ω・`)
股擦れが恥ずかしい
![](https://mi-ch.blog/wp-content/uploads/2025/01/隙間_またずれ-1024x683.jpg)
太ももの隙間にあこがれるようになった、
もう一つの大きな原因は、
”股擦れ”
あれはそう…
クマさん事件、
ロングブーツ事件よりも
もっと昔の幼いころ、
「太ももが太いと、
股擦れも起こすから辛いやろ?」
と家族から心配された。
余計なお世話だこの野郎(´・ω・`)
そのときはじめて、
”股擦れ”という単語を知った。
「そっか、わたしみたいに太いと
そんな恥ずかしいことになるんやな…」
と幼心に自分の足の太さを呪った。
このときわたしは、
自分がぽっちゃり体型であることに
気がつきはじめていた年頃。
ゆえに、純粋だったわたしは、
”自分は股擦れを起こすくらい太っている”
とすっかり思い込んでしまった。
今振り返ると、
そこまで太くなかったと思うんやけどなー。
思い込みって恐ろしい。
隙間への執着
![](https://mi-ch.blog/wp-content/uploads/2025/01/隙間_執着-1024x683.jpg)
いつのころからか、
鏡の前で足を引っ付けて立ち、
太ももに隙間があるかチェックするようになった。
隙間があれば安堵し、
隙間なければ
”太った。やせなきゃ。”
と強迫観念が襲ってくる。
この習慣は、
10年以上続いた。
体感としては、
BMIが16以下くらいになると、
わりと広めの隙間ができて、
17以上になると、
段々狭くなってくる印象である。
とはいえ、BMI16以下というと、
拒食症の診断基準でいうと、
アウト―!!!な数字。
病的に痩せるか、
はたまた太ももの隙間を手に入れるかの二択。
この葛藤が数年続いていた。
隙間コンプレックスを克服するまで
![](https://mi-ch.blog/wp-content/uploads/2025/01/隙間_克服-1024x683.jpg)
この状態は
精神衛生上よくないと、
さすがのわたしも気がつきだす。
隙間コンプレックスをなんとか克服しようと、
思い当たることを片っぱしから試してみた。
その方法は大きく4つ↓↓
- 低体重を必死でキープ
- 太もものトレーニングにいそしむ
- 太ももの隙間反対派のサイトを見る
- みんなに相談
1つずつ詳細を書いていきます。
①低体重をキープ
まずは、
先ほどちらっと言った、
BMI16以下の体重をとにかくキープ。
たとえ太ももの隙間がなくても、
自分はこんなけ体重軽いんやから、
許されるやろ(太ってないやろ)
と思うことができた。
②太ももトレーニング
①よりはずいぶん前向きな方法笑
一世を風靡した足パカ運動や、
太ももに効きそうなトレーニングを
毎日愚直に続けた。
特に効果はなかったけども(´・ω・`
③太ももの隙間反対派の意見
太ももの隙間は危険だと
警鐘を鳴らすサイトも多くなってきた昨今。
「反対派の意見を知れば、
わたしの隙間への執着も薄れるかも…」
と思い、Google先生に頼ることに。
よさげなサイトを読みまくった。
なぜ太ももの隙間はなくていいのか。
その理由を骨格や、遺伝の観点から説明してくれている
サイトを片っぱしから読みまくる。
うんうん。
やんなやんな。
と思うものの、
でもわたしはこの人の言う
隙間ができない骨格や、
遺伝子ではないかもしれへん。
となると、
太ももの隙間がないと、
痩せてるってことにはならんよな…
むしろ、肥満ってことよな…
と結局振り出しに戻る。
長年培った価値観は、
ちょっとそっとでは消えてくれない。
④みんなに相談
もう何やっても隙間の呪いから解放されず、
耐え切れなくなった末の方法。
主治医の先生、パーソナルトレーナーさん、
夫、果てはいつもお世話になっているBAさんまで。
とにかく自分が信頼している人たちに、
Helpを求めまくった。
みんなが口を揃えて言ったのは
「隙間がなくても全然問題ないと思う」
(´・ω・`)
みんなが言うし、
そうなんやろうな。
隙間がなくてもいいやんな…
と自分に言い聞かせた。
そりゃあもう何度も何度も。
太ももの隙間コンプレックスからの解放
![](https://mi-ch.blog/wp-content/uploads/2025/01/隙間_ラスト-1024x683.jpg)
そんな隙間の呪いから解放されたのは、
ほんの数日前の出来事。
長年お世話になっている、
パーソナルトレーナーさんとの
会話がきっかけだった。
もう何度も相談してたから、
きっと困ってたやろうなと思う…
わたしが毎度のごとく、
「やっぱり太ももの隙間にあこがれます…」
と訴えると、
「もともとの骨格も関係してきますし、
無理に隙間を作ろうとしたら、
それこそBMI15以下にならないと
できなかったりしますよ(´・ω・`)
そもそも何のために隙間が必要か考えてみたら、
健康を失ってまで求めなくてもいいと思いますよ(´・ω・`)」
って。
これ聞いて、今まで強固だった
太ももの隙間の呪い
が成仏してく気配を感じた。
そっか…
やっぱり太ももの隙間を無理に作るのは、
健康にとってよくないんや…
そっか…
悔しいけど、しゃあないよな…
もう隙間のことは諦めよう…
叶わない夢を追いかけるのはやめよう。
って思えた。
ずーっとしつこく付きまとっていた
地縛霊がようやく成仏してくれた瞬間だった。
何年も何年も苦しんで、
何度も何度もみんなに相談して、
それでようやく成仏してくれた。
それ以外の呪い
![](https://mi-ch.blog/wp-content/uploads/2025/01/隙間_ほんとのラスト-1024x683.jpg)
他にもわたしに付きまとっている
呪いはまだまだ残ってる。
ただ、この隙間の呪い経験がもたらしてくれものは、
いつか呪いから解放される日がくる
ってこと。
粘り強く、自分の弱さと向き合って、
しんどい価値観を変えようとしていけば、
その努力は報われる。
ダイエットからこんな壮大な
問題に発展してしまうとは…
今の世の中、
ほんとに健康を害するような、
心身を追い込むダイエット論が
飛び交っているので、
惑わされず、自分を強くもつことが大事。
次は体重の呪いかな。
また解放されたらUPしまーす。
カウンセラーの先生が
おすすめしてくださった本↓↓
ダイエットのことや、
なんかしんどいことが頭から離れん~
って人は試してみてください。
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